編入合格体験記一第二外国語一

ここでは第二外国語で編入試験を受けた方の合格体験記を記載しています。

(令和3年度 合格体験記) 関西大学文学部ドイツ学専修

【重要】2021年から、ドイツ学専修はヨーロッパ文化専修ドイツ言語文化コースに改名されています。

ドイツ学専修として編入試験を受けられるのは2021年4月の時点で2年生になった方までとなります。2021年4月以降に大学に入学された方は、ヨーロッパ文化専修の編入試験を受けることになります。しかし、表向きの名前が変わっただけでおそらく試験内容は変わらないと思われます。

 

 

1.編入したきっかけ

はじめまして。令和3年度試験で、某外大ドイツ語専攻から関大文学部へ編入学したyuseiです!

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編入のきっかけは、表向きは、教授の研究分野に惹かれて..という理由です。
志望理由書にもその旨を書きましたが、実際は関大で勉強する方が設備、学生の質ともに在籍していた大学よりも優れているだろうなと考えた為です。
前の大学でのドイツ語の学びは、教授や真面目な仲間にも恵まれ中級まではなんなく頭に入れましたが、2年の後期からは授業のペースが落ち、また他の不真面目な生徒に嫌気がさしていたのも、編入を考えるきっかけになりました。ただ、やはり関関同立のネームバリューに惹かれたのが大きかった気がします。
 

2.試験について

関大は全ての学部や学科で編入試験があるわけではありませんが、文学部ドイツ学専修以外にも、フランス学専修や、また商学部、法学部など多くの学部学科で行われています。令和3年度試験当日は、文学部などがある1学舎の広めの教室で、すべての学部の編入試験受験者が同じ時間に試験を受けました。
文学部は専修が細かく分かれている為、その分志願者も合格者も一番多い学部でした。当日の流れは一般的な入試と同じ流れで、90分ドイツ語の試験問題を解き、その後に面接がある為別室に移動後待機し、順番に呼ばれていき、面接試験を受け、帰宅という流れでした。

2-1.筆記試験の内容

筆記試験の内容は、令和2年度の過去問とは少し違っていて、表面は10問以上のドイツ語一文の和訳があり、そのほかは過去問と同じ問題でした。裏面は長文問題で、全訳問題は少なかったです。その他は過去問通りでした。詳しくは、令和2年度の合格体験記を確認してください。

(令和2年度) 関西大学 文学部 総合人文学科 ドイツ学専修 (現在:ヨーロッパ文化専修 ドイツ言語文化コース) 三年次編入合格体験記 - 第二外国語   編入合格体験記 (hatenablog.com)

 

2-2.面接の内容

面接試験は試験というよりは、自身のドイツに関する好きなことについて面接官に話す時間で、緊張はしましたが、比較的アットホームなものでした。内容は、まずドイツに関して興味のあるものを聞かれたので,私の場合はドイツ語の統語構造と、小説はカフカしか読んでないが、カフカは好きだと答えました。それに対して面接官と少し細かく、例えばカフカはどこ出身か知っているかなどの柔らかな質問をされ、私は神聖ローマ...?と答えて笑われましたが、多少間違えても自分の得意な分野で話せれば問題無いと思います。またドイツ人の面接官もおり、自己紹介だけドイツ語で話すよう言われたので20秒ほど簡単なドイツ語で話し、それで試験終了でした。
 

3.試験対策

試験対策は、前の大学で中級ドイツ語文法までみっちり勉強していて自信があった為、正直あまりしていませんでした。
ただドイツ語の試験問題に全く慣れていなかったので、令和2年度の編入試験過去問を関大から取り寄せ、それを元にセンター試験ドイツ語の問題を何度も解いていました。唯一ボキャブラリーが乏しく不安でしたが、それよりも和訳問題対策で、訳し方がややこしい従属接続詞や前置詞、副詞をセンター過去問で対策しました。
 

3-1.使用していた教材

試験対策の教材は上記の過去問と、復習用の大学の教材でした。
 

4.終わりに

最後に、初めに関大の環境に惹かれたと書きましたが、関大ドイツ語は他のどこのドイツ語専攻よりも小規模だと思います。少人数での授業形態の利点もあるとは思いますが、やはり多人数だと、他の学生からの情報量も変わってきますし、モチベーションにも繋がります。ただ、その分関大はドイツ語専修の学生が少ない分、教授との距離が近いので、自身の好きな分野がここにあるなら、関大の圧倒的な環境設備との相乗効果で、充実した学びを得られるはずです。
私も合格体験記を見て関大への編入試験受験を決めたので、この体験記が誰かの役に立てば幸いです。応援しています、頑張って下さい!